シンガポール遠征最終日は、SINGAPORE INTERNATIONAL CUP 2014 U15の順位決定戦、優勝をかけて大事な試合がありました。
午前中はシンガポール観光、ショッピングに行き、試合後はシンガポールプロリーグ試合観戦そして日本帰国というスケジュールです。
午前中はシンガポールの中心街でもあるオーチャードにみんなでいき、近代的な建物にテンション上がりまくっていました。
その後はおみやげを再度購入しにチャイナタウンにランチも済まし、午後の大事な試合に備えてゆっくり休憩をとり試合会場に向かいました。
第1試合目、この試合に勝利しなければ、決勝戦に進めない一戦でした。
昨日の試合が暑さの影響もありましたがチームがバラバラであったので、まずはチームとしての方向性、一体感を出す事、プレースタイルのイメージを共有し、試合に臨みました。
相手はBedok South Secondary School 現地のローカルチームです。
試合が始まって5分で先取点を上げると、前半3対0で折り返しました。
試合の内容と昨日とは別チームになり全選手を交代してもみんながやる事を理解してプレーできたために有利に試合を進める事ができました。
結果は3対0の勝利で決勝進出を決めました。
?判断→観るという事(敵、見方、スペース)?連続、連動性(攻守の関わり、攻守の切り替え) ?勝ちたい気持ち(メンタル)
チームとしてこの3つを大事に再度確認し決勝に望みました。
決勝の相手は今大会で一番強いといわれているJSSL Arsenal、あのイングランド名門アーセナルのシンガポール支店のスクールで欧米人も所属し、フィジカル的にも戦術的にも他のチームよりも一つ上のレベルのチームです。
体力の消耗はあるのはわかるが、その中でもっともっといろんなものを見て判断して感覚的にプレーしていかないとフィジカルの強い相手には勝てない、最後は気持ちです。
先取点を取られる苦しい展開の中、あわてずにボールを保持し相手に主導権を握らせませんでした、徐々にペースを握り、今回MVPになった堀内ユウキが同点ゴール、その後コーナーキックから米山タクミが逆転ゴールを入れて前半2対1で折り返しました。
メンバーを入れ替えながら、不慣れなポジションも挑戦しながら、後半はいつ失点しても苦しい展開でも体張って守りきり勝利する事ができました。
日本人は体が小さいですがその分、判断、技術、俊敏性で、勝負できます。
育成年代では子供達は肉体的にも、精神的にも大きく成長します。
チームが勝った負けたの結果に左右されがちですが、個人にフォーカスをし、人間性のアプローチして行く事が子供達の成長には本当に重要だと感じています。
環境の違い暑さの問題、芝の問題、審判の問題、サッカーの問題、個人の能力の問題、いろいろ考えられると思います。
もっともっと個人の質を上げていかないといけないといけないと強く感じました!!
優勝おめでとう!!!!!
大会終了後、シンガポールのSリーグプロのチームの試合観戦に。
日本人選手も出場しており、外国人の体の強さフィジカル、球際の強さは彼らにとって必要な要素だと改めて感じていました。
シンガポールでは我々日本人は外国人扱いになり、その中でどれだけ自分がインパクトのあるプレーができて他の選手との違いが見せれるか?
チームになれば強い日本人だが、一人になったときにインパクトをだせるか子供達も考えさせられたと思います。
試合観戦が終わりホテルに帰るとすぐに就寝、夜中の便で飛行機に乗り込みました。
飛行機の中ではさすがに疲れたのか機内食もとらずにひたすら爆睡!!
無事に日本に到着、優勝報告を親子さんに出来ました!!素晴らしい!!
今回このエリートプログラム参加してくださった、ご家族の方々、子供達を預けてくださり本当に感謝しております。
正直バラバラの子供達がどうなるかと思いましたが、2日目には素晴らしいパフォーマンスを出してくれました。子供達の目は最後はキラキラしていました。
それだけコミュニケーションが必要なのか、同じ方向を向けばチームは変わるということを感じてくれたと思います。
僕も感謝しております。
子供達の記憶にはこのシンガポール遠征は一生記憶のどこかに人生の財産として残ります。サッカー面だけではなく視野の広い大人になる意味でも良い経験になったと思っております。
もっともっとなにに対してもチャレンジする気持ちを持って毎日を過ごしてほしいです。
将来またどこかで成長した今回のU15のメンバー(アベチャン、ユウキ、タイセイ、ケンタ、米山タクミ、細貝タクミ、カズキ、ヤマト、ゲンキ、マモル、シンヤ、ヒロユキ、コウキ、ヨウタ、マサノブ)に出会える事をそして海外に挑戦したいこの中の選手をサポートできる事を楽しみにしています。
本当にありがとう!!感謝しています!!サッカー楽しんで!!